厄除け観音
当山境内におまつりされている厄除け観音は、正式名を「如意輪観世音菩薩」と言い、寛永三年(一六二六年)に梶取本山の貫主であった六十谷三宅家出身の大江南楚上人が寄贈された観音様です。
右手の第一手は思惟する如く頬にあて、第二の手は胸前にあげ宝珠を持ち、第三の手は右脇横に自然に垂らして念珠をとる。
左手の第一の手は台座にふれるように伸ばし、第二の手は曲げて蓮華をとり、第三の手は右肩の脇に立てて金輪を持つ。
「如意宝珠の三昧に住して法輪を転じ、一切衆生の祈願を成就す」
すなわち財宝を施すことにより、物心両面にわたって利益を与えることを本誓願とする菩薩で、特に「厄除け」に祈って功徳があります。
ただし私生活の精進とあいまって初めてその功徳が現れることを忘れてはなりません。
祈願をしても、
「観音様に祈ったから何をしても大丈夫。」では無く、
「守ってくださり有難うございます。」というお気持ちでお過ごしください。
お申込み
厄除け祈願は下記よりお申込み下さい。
毎年の旧初午(3月頃)にまとめて祈願致しますが、平時の法要も承りますので、旧初午を過ぎた場合は住職にお伝えください。
お渡しした木札はお仏壇の中、またはタンスの上などに一年間おまつりし、来年の厄除け観音法要にお納め下さい。